佐賀県小城市三日月町の運送会社「小城倉庫」(大久保孝司社長)は24日、30~50代の男性従業員5人が前日までに新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも配送車の運転手で、症状は軽症か無症状。佐賀県はクラスター(感染者集団)が発生したとの見解を示した。

 同社によると、社員は社長を含め38人で、21日に30代男性の感染が分かった。遠方への配送などで不在の5人を除く32人がウイルス検査を受け、22、23日に2人ずつ感染が判明した。残りの5人も近日中に検査を受ける予定で、事務所や配送車両は消毒を終え、業務を再開している。

 社員は業務中にマスクを着用していたが、会社の休憩所では外すこともあったという。感染が分かった5人のうち3人は熊本や大分、新潟県に荷物を運んでいた。取引先で感染が確認されたという報告はない。同社は「事務所の換気や消毒、社員の体温チェックを徹底し、感染防止に努める」としている。

 県健康増進課の井田政和課長は「感染経路は引き続き調査中」と説明し、「同じ会社内や同僚であっても3密を避け、マスク着用や手指消毒に取り組んでほしい」と呼び掛けた。

 県はこのほか、鳥栖市の10代女性と佐賀市の80代女性の感染を24日、新たに確認した。23日に陽性と判明した鳥栖市の30代女性と三養基郡上峰町の20代女性は、いずれも県外の会社員だった。県内での感染確認は28日連続で、延べ224人になった。(円田浩二、谷口大輔)

新型コロナウイルスに関する佐賀県の記者レク(2020年8月23日、冒頭のみ)
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