『次郎物語』で知られる神埼市千代田町出身の作家・下村湖人(1884~1955年)が、終戦間際の暮らしぶりをつづった手帳が今夏、遺族から下村湖人生家(同町)に寄贈された。蔵書を守るために自ら壕(ごう)を掘り進めた記録で、当時の社会情勢や執筆に対する考えを端的に記している。