鳥栖市報8月号の背表紙に載った、ミツルさんのイラスト入り保育士募集広告

 佐賀市出身のイラストレーター・ナカムラミツル(326)さんによる保育士募集の広告が鳥栖市報8月号に掲載され、話題になっている。保育士不足に悩む市内17保育園の依頼を326さんが快諾、無償でイラストを描いてくれた。市こども育成課には多くの問い合わせが来て効果を上げている。

 若い頃に保育士の経験があり、現在は子育てが一段落した30、40代の「潜在保育士」の掘り起こしを図ろうと、この世代の認知度が高い326さんへの協力依頼を思い立った。保育園の関係者が直接頼んだところ無償で協力してくれた上、「PRのため幅広く使って大丈夫」という条件も付けてもらい、市広報への掲載が実現した。

 イラストは鳥栖市用にアレンジしてあり、中央の園児は「市の鳥」メジロの子、左の園児は市ゆかりの機関車を題材にした絵本「ちびすけふろやんとまっくろスズメ」がモチーフとみられる。潜在保育士が働いていた10年ほど前に比べ、労働環境が改善されていることをアピールするため「約束します。はたらきやすいほいくえん!」という17園長の約束を添えた。

 給料が高い福岡県と接する鳥栖市は、保育士確保が悩みの種。70人の入所待ち児童を解消しようと保育園と市は人材確保に力を入れており、10月開催予定の保育士就職セミナーもイラストを前面に出してアピールする。市こども育成課は「保育士免許の有無にかかわらず、イラストに目が留まった人はぜひ検討いただき、保育園に力を貸してほしい」と呼び掛ける。(樋渡光憲)

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