佐賀市柳町で見つかった石垣などの遺構(佐賀市提供)

 佐賀市は20日、同市柳町にある石垣護岸などの遺構を保護・保全し、広場として整備を進めると明らかにした。今後、市文化財の指定も視野に、具体的に協議する。

 この日の市文化財保護審議会で報告した。遺構は柳町の思案橋近くにある高さ約2メートル、長さ15メートルほどの石垣や雁木(がんぎ)(石段)、礎石など。江戸中期から明治期に構築され、船着き場や荷揚げ場だったと考えられており、石垣は良好な状態で残存している。

 周辺は今年5月、埋蔵文化財包蔵地として遺跡地図に登録され、市は歴史的な景観維持などを目的に広場として整備する。市の担当者は「市文化財の指定に値するもので、指定時期は協議していく」と話した。

 審議会ではこのほか、大和町梅野で見つかった約350年前の磨崖碑(まがいひ)遺跡について、現地保存の工事が完了したことも報告した。工事では保護フェンスを設置し、ボルトやモルタルで周囲の補強などを行った。(松田美紀)

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