梅酢を切り、ザルに広げて天日干し

 梅雨が長かったせいか赤シソの成長がゆっくりで、注文分をさばいた後、自分用の赤シソは土用のころにやっと収穫し、塩漬けした梅のかめに入れました。

 毎年、昔ながらの方法で塩気の強い梅干しをしっかりと土用干しして手作りしています。もう10年以上作っているのに、去年は初めて黒カビを生やしてしまいました。「今年こそは失敗しないようにしなくては」と気合を入れて仕込みました。

 お盆のころにやっと晴れ続きで天気が安定してきたので、梅酢を切ってザルに広げました。最初の2日間は、朝から夕方まで干して、夜はまた梅酢と一緒にかめに戻します。いったん戻すことで赤みが徐々に増していきます。最終日の3日目は、そのまま夜まで外に出して夜露に当て、最後は梅酢と分けてかめに保存します。

 せっかく干すのに夜露で湿らせるは不思議ですが、夜露に当てることで柔らかくしっとりとした梅干しに仕上がります。「先人の知恵は素晴らしいなぁ」と毎年感動しながら一粒、一粒干しています。(地域リポーター・一ノ瀬文子=鹿島市)

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