唐津市内の漁業関係者を対象に開かれた洋上風力発電の説明会=唐津市呼子町の呼子公民館

 佐賀県が唐津市や東松浦郡玄海町の海域への誘致を検討している洋上風力発電について、市内の漁業関係者を対象にした説明会が19日、同市呼子町の呼子公民館で開かれた。県は、事業化を進める上で必要な法定協議会の立ち上げに理解と参加を求めた。

 説明会は質疑応答の部分が非公開で行われた。県はこれまで、玄海町や同市鎮西町の馬渡島で、住民向けの説明会は開いてきたが、漁業者向けは初めて。唐津市や玄海漁協からの要望で実施し、43人が参加した。

 県は、洋上風力発電の促進区域に国から指定されるには、漁業と協調した事業開発を協議する法定協議会を立ち上げる必要があると説明した。候補海域で環境影響評価を実施している2社も事業内容を説明し、漁業者と協力する姿勢を強調した。

 参加者からは「潮流に影響が出るのではないか」「送電線は埋設するのか」などの質問が出たという。県新エネルギー産業課は「組合内でどのような議論があるのかを確認し、今後も必要な説明を続けたい」としている。

 県は、馬渡島周辺の約118平方キロメートルと玄海町と同市肥前町の北西約18平方キロメートルの二つの海域について、国の洋上風力発電促進区域の指定を目指しており、民間企業の誘致の可能性を検討している。(中村健人)

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