クジラの本体にプラスチックごみなどを貼り付けて完成させる

海洋ごみでクジラを作る鏡山小6年の笹山舜月君(左)と田中希歩さん。体の黒い部分にも黒いごみを貼り付けている=唐津市原

唐津の海で拾ったプラスチックごみ。ペットボトルキャップや釣りの餌かごなどが見つかった

イベントでは環境保全に向けて自分たちにもできる事をブイに書き込んだ

 唐津市の鏡山小6年生の2人が中心となり、海洋ごみを使ってクジラの模型作品を制作する「くじらプロジェクト」を始めた。海の家などを巡回し、現地でも制作に関わってもらい、完成させる。2人は「いろんな種類のごみが海に流れてくる。楽しみながら環境について考えてほしい」と話す。

 クジラの模型は体長3メートル、幅1・5メートルで、木組みとワイヤで造形し、縫い合わせた黒と白の不織布をかぶせている。9、10日に開いたイベントで市内の小中学生23人も制作に関わり、砂浜に落ちたカラフルなプラスチック片や人工芝などのごみを貼り付けた。今後も活動を通じて、海洋ごみで体全体を覆い、口元はひもやロープで再現する。

 発案したのは同じロボット教室に通う笹山舜月(しゅんげつ)君と田中希歩(のあ)さんで、「ecorobo mate(えころぼ めいと)」の名前で活動する。ビニール袋など大量のごみを飲み込み、打ちあげられたクジラの話を本で読んだことがアイデアにつながった。

 3月から定期的に浜辺へごみ拾いに出掛けてきた。ハングルで書かれた缶やプラスチック片、電子レンジや便器なども打ちあげられていたという。田中さんは「想像以上にごみの量が多くて驚いた。生き物が安心して泳げる海になってほしい」と願い、笹山君は「いろんなごみで魚たちが苦しんでいることを知ってほしい」と語る。

 22、23日には湊町の北浜海水浴場にある「海の家あいりー」に展示、23日午前10時には浜でごみ拾いイベントを開く。材料のごみを募るボックスもあいりーに常時設置している。9月22日午後には鎮西町の波戸岬キャンプ場でお披露目する。催しの情報はインスタグラムで発信している。(横田千晶)

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