昨年8月の佐賀豪雨の被害などについて大串浩一郎教授(中央)から説明を受ける生徒=大町町福母の大町橋付近

昨年8月の佐賀豪雨の被害などについて大串浩一郎教授(右)から説明を受ける生徒=大町町福母の大町橋付近

 昨年8月末の佐賀豪雨から1年になるのを前に、白石町の白石高(岸川美和子校長)の生徒40人が18日、武雄市や大町町の被災現場などを視察した。課外活動の一環で、被災の現実を現場で見聞きしながら、身近な地域の問題について考えた。

 視察は、全学年から希望者を募って実施、佐賀大教授で佐賀豪雨の災害調査団団長の大串浩一郎さんらが同行した。

 一行はまず、車が流されて死亡者が出た武雄川付近を訪れ、献花した。高橋排水機場(武雄市朝日町)では、武雄河川事務所朝日出張所の酒匂俊輔出張所長が排水機場の役割を説明。佐賀豪雨の際は、堤防決壊などを防ぐためにポンプを止める「運転調整」をしたことも紹介した。

 大町町の大町橋付近にある六角川堤防では、大串教授が航空写真を示して、現地と見比べながら当時の状況を解説。この付近から見える範囲を中心に、佐賀鉄工所から流出した油を取り除く作業が行われたことや、浸水で順天堂病院が一時孤立したことなどを説明した。

 3年の北川莉子さんは、近年災害が増えていることを踏まえ、「さまざまな地域で使える(防災に関する)知識を学んでいきたい」と話した。3年の永尾修基さんは「水害のことをしっかり考えることができ、いい経験になった」と振り返った。

 視察は、6月に同校で行われた大串教授の講演を踏まえて実施された。(岩本大志)

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