佐賀県の執行部が集まって開かれた新型コロナウイルスの対策本部会議=18日午後、県庁

 佐賀県の野田広医療統括監は18日、新型コロナウイルスの感染者が相次いで確認されている小城市について、直近の11日間における人口10万人当たりの感染者数が34・6人と他市町に比べ高いことを示し「感染者の密度からすると予断を許さない状況」と述べた。

 小城市では18日までに、カラオケを設置した市内の飲食店4店舗に関連し、計14人の感染が確認されている。

 県によると、小城市の人口10万人当たりの感染者数は7日時点で2・3人だった。その後、急速に増え、10日後の17日には約15倍の34・6人に膨らんだ。他の市町では鳥栖市や三養基郡基山町が18・5人、佐賀市が9・5人になっている。

 県の対策本部会議で現状を説明した野田統括監は「まだ不明な点もあり、拡大の余地を残している。きちんと調査していきたい」と警戒感をにじませた。

 県は、サッカー・J1サガン鳥栖でクラスター(感染者集団)が発生したことを受け、国のクラスター対策班の協力を要請し、16日から現地調査が始まっていることも明らかにした。感染症が専門の青木洋介佐賀大医学部教授も加わり、感染経路や原因を調べている。(藤本拓希)

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佐賀県新型コロナウイルス感染症対策会議(2020年8月18日13時40分〜)
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