中村與右衛門屋敷の床下の泥などを撤去するボランティア=7月、鹿島市音成(提供)

活動の前に集合し、ボランティアの説明を受ける参加者ら=鹿島市古枝の祐徳稲荷神社駐車場

 7月6日の豪雨災害を受け、鹿島市社会福祉協議会が募集したボランティア活動が8月上旬で終了した。市内の民家など約30カ所で片付けや泥出しの作業に延べ448人が参加。市民団体がニーズの調査や現地での作業に加わるなど、市社協は「地域のつながりを生かすことができた」と振り返る。

 社協と連携して活動している地域住民の有志らでつくる「かしま防災サポーターズクラブ」が先行して、大雨翌日の7日、浸水被害に見舞われた門前商店街に入った。初日、メンバー7人で泥の除去や清掃を手伝った。

 市社協は、同11日から県内に限ってボランティアを募集し、浸水した民家床下で泥の撤去に取り掛かった。期間中、音成公民館や、22世紀に残す佐賀県遺産の「中村與右衛門(ようえもん)屋敷」などでも災害ごみの片付けや家財の洗浄を行った。

 区長や民生委員、青年会議所、ライオンズクラブ、ロータリークラブなどが作業に加わり、水路を埋めた土砂や、住宅の裏山などで崩れた土砂を撤去する作業もあった。区長を通じてチラシを配り、支援のニーズを吸い上げた。

 活動日数は17日間。市社協の打上俊雄事務局長は「コロナ対策で、参加者を県内に限ったものの、地元住民をはじめ、十分な人数が集まり、『市民力』を実感した。今後もネットワークや体制を整えて、災害に備えたい」と総括した。

 社協では、現在も新たな支援の要請を受け付けているという。(中島幸毅)

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