中山間地の農地復旧工事状況などが報告された佐賀市議会水害対策調査特別委員会=市議会会議室

 佐賀市は17日、市議会水害対策調査特別委員会で、中山間地の災害復旧状況について報告した。2018年の九州北部豪雨で被害を受けた農地・農業用施設の復旧工事の完了率は7月末現在、35%にとどまることを説明した。

 市北部建設事務所によると、佐賀市富士町や同三瀬村などで被害を受けた993件のうち、工事が完了したのは352件。内訳は、農地252件、農道や用水路などの農業用施設100件となっている。

 佐賀豪雨が起きた19年分は269件、大雨に見舞われた20年分は87件で災害が発生し、いずれも工事は完了していない。工事契約済みは、19年分の29件だけとなっている。

 同事務所は「18年の被害件数が多すぎて、業者が対応しきれなかった。工事が手つかずだったため、去年や今年の大雨でさらに崩壊が進んだ場所はある」と説明した。本年度中に18年分は、全ての復旧工事を完了させる方針を示した。(大田浩司)

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