ARITA PLUSと設計事務所のシェアオフィス=有田町岩谷川内

 有田焼の窯元代表でつくるプロダクトデザイン会社のARITA PLUS(アリタプラス)は、同社と建築事務所が入居するシェアオフィスを、西松浦郡有田町に開設した。レストランの開業の際、設計から食器までトータルで提案する新しい形のビジネスを視野に入れ、活動する。

 ARITA PLUSは、2017年に有田焼の7窯元の代表で立ち上げた。シェアオフィスは、寺内信二代表(58)=李荘窯社長=が所有する建物2階の約60平方メートルに開設。設計は、1級建築士でドイツの設計事務所でも勤務経験のある富田文彦さん(39)=同町=が手掛けた。自身の事務所「hotaru studio」も入居する。新規開店する飲食店など一部の案件で協働する。

 開放的な空間に四つのワークスペースと、会議室を設けた。会議室の外壁は東京五輪、パラリンピックの公式エンブレムを手掛けた野老朝雄さんデザインのタイルを採用している。

 寺内代表は9日のお披露目で「これからの有田焼は地元でデザイン力をつけ、物づくりの考え方を育てていくことが重要。シェフが新しく店を始める時、設計から器のデザインまでできたら、そこに新しい市場が生まれる」と、有田焼の新しい提案手法の展望を語った。(古賀真理子)

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