試合後、ファンの声援に応えるアトレチコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督=1日、鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 世界最高峰の強豪クラブであるアトレチコ・マドリード。サガン鳥栖との国際親善試合のため、7月30日に来佐し滞在した。佐賀空港、佐賀市内ホテルでのレセプションパーティー、監督らの会見…。さまざまな取材現場に立ち会わせてもらったが、ものすごいオーラのあまり興奮が冷めなかった。

 佐賀空港にチャーター機が到着。元スペイン代表のFWフェルナンド・トーレス選手が出てくると、空港に駆けつけた200人以上のサポーターだけでなく、多くの海外メディアもわれ先にと動き出した。世界的な人気に圧倒されてしまった。

 極めつけは試合前日の監督、選手の会見。ディエゴ・シメオネ監督に「サガン鳥栖の印象」「佐賀の暑さ」と質問をぶつけた。私自身は、「サガン鳥栖はいいチーム。佐賀は暑いですね」ぐらいのリップサービスを期待していた。しかし、その期待をいい意味で裏切られてしまった。

 「サガン鳥栖はFWにいい選手がいて、両サイドが連係した攻撃がすごい。守備陣も自分たちでアイデアを持って戦っている」。背番号ではあったが、MF金民友(キム・ミヌ)、DF吉田豊、MF藤田直之の3選手を挙げて、具体的にチームを分析していた。それだけではない。「暑くても雨が降っても風が強かったとしても、私たちはサッカーをするだけ」。どんな天候にも関係なく、技術の高さを見せることを誓った。

 会見後、会場を後にするシメオネ監督に肩を軽くたたかれ、その瞬間一気に肩の力が抜けた。世界最高峰のオーラを肌で感じた。この経験を今後に生かしたい。

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