処方箋と一緒に詐欺被害防止のチラシを手渡し、注意を呼び掛ける薬剤師=小城市三日月町のタイヘイ薬局メディカルモールおぎ店

詐欺被害防止を呼び掛けるカード(左)。おくすりノートに挟み、患者たちに手渡された

 小城署は17日、小城市内の調剤薬局で、ニセ電話詐欺の被害を防ぐ啓発活動を始めた。市内に本社があるタイヘイ薬局と小城地区防犯協会が協力。薬の服用歴を記載した「おくすりノート」に詐欺被害の注意を促すカードを挟むなどして、9月末まで薬局窓口で利用者に配る。

 詐欺の手口や対処方法が記されたチラシと、「電話でお金の話は詐欺!」などと書かれたカードをそれぞれ千枚用意した。初日は三日月町のタイヘイ薬局メディカルモールおぎ店で、署員と防犯協会職員の計4人がチラシを配り、カードは処方せんと一緒におくすりノートに入れて患者に手渡した。期間中は小城町の同薬局でも啓発を続け、薬剤師らが注意を呼び掛ける。

 県内では今年1~7月末までで、65歳以上の高齢者を中心に15件、総額1960万円のニセ電話詐欺被害が発生した。家族構成を事前に聞き出すなどの「アポ電」は前年同期比104件増の290件で、このうち小城署管内は37件増の39件。新型コロナウイルス関連の不審電話も多く、田上博貴生活安全課長は「身に覚えのない請求を受けたときは落ち着いて家族や警察に相談を」と呼び掛けた。(谷口大輔)

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