サガン鳥栖関連の感染者等についての佐賀県の会見=13日午後、佐賀県庁

 サッカーJ1・サガン鳥栖で選手やスタッフ計10人が新型コロナウイルスに感染するクラスター(感染者集団)が発生したことを受け、佐賀県は13日、対策本部会議を開き、チームと連携して感染防止対策に取り組むことを確認した。鳥栖保健福祉事務所の保健師を増員してチーム関係者の調査を進め、感染経路の特定を急ぎ、拡大を防ぐ。

 山口祥義知事は12日、チームに対して保健福祉事務所の調査に協力するよう要請し、サガン鳥栖の竹原稔社長からは全面的に協力するとの回答があった。ウイルス検査で陰性だった選手やスタッフについても2週間の健康観察をする。

 会議終了後、山口知事は「大変残念に思うが、前を向いてしっかり支援していきたい。県としてもチームと一緒になって全力で感染症対策に取り組む。経過観察を含め、選手にはつらい期間になると思うが、ファンは温かい目で見守ってほしい」と呼び掛けた。

 対策本部会議では大川内直人健康福祉部長が、サガン鳥栖のクラスターを除けば新規の感染者数は減少しているとして「一時期より落ち着いてきている」との印象を述べた。

 また、検査態勢に関し、県は七つの医療機関と行政検査の委託契約を結んでいるが、これを年内に、「帰国者・接触者外来」を設置している19医療機関全てで検査できるようにする方針を明らかにした。

 現在、PCR検査は県衛生薬業センターで1日に約200件可能で、佐賀大学でも約30件できるという。通常、検査には150分かかるが、大量にできない代わりに75分でできる機械もある。

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