嬉野市嬉野町のホテル「グランド鳳陽」(新井邦子代表)が7月末で事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが12日、分かった。申請代理人の弁護士によると、負債総額は約5億円。新型コロナウイルスの影響で経営が悪化したためで、帝国データバンク佐賀支店によると、コロナ関連の倒産は佐賀県内で2例目という。

 同社は1957年に設立。67年に嬉野温泉街でホテル(5階建て、44室)を開業し、50年以上にわたって営業を続けてきたが、日韓関係の悪化などで昨年夏以降は外国人の宿泊客が急減した。設備投資の負担もあり、厳しい資金繰りが続いていたところに新型コロナが追い打ちをかけた。8月末までの臨時休業を公表していたが、事業継続を断念した。(大橋諒)

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