鹿島市は12日、7月豪雨に関する市内の農業関係の被害額が約12億円に上ると明らかにした。農作物以外に水路や農道など施設の被害が大きく、広範囲に及んでいる。市は復旧を急ぐため、事業費を含む補正予算案を9月4日開会予定の定例議会に提出する方針。

 田畑など農地は370カ所、農道や水路など農業用施設は270カ所で被災した。7月末までに各地域から報告があった計640カ所で市が算出した被害額は11億9220万円だった。

 農作物などの被害額は約8千万円と推定している。冠水で水稲が水に漬かったり、ハウス内のアスパラガスが浸水したりした。かんきつ類やブドウ、トマトなどでも一部被害が出た。

 樋口久俊市長は12日の定例会見で「農地関係でのり面崩壊や地すべりが多い。調査中だが、山の中も相当やられている」と説明した。市産業部は「農業は鹿島の基幹産業。一日も早く復旧できるように取り組みたい」と話す。

 市内では土砂による住宅被害で1軒が全壊、1軒が半壊、7軒が一部損壊した。浸水は床上8戸、床下84戸で確認された。(中島幸毅)

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