店の前で線香花火を点火する児童ら=嬉野市の嬉野温泉商店街

肥前吉田焼の小皿を使い明かりをともした嬉野温泉公園。奥はライトアップされた公衆浴場「シーボルトの湯」=嬉野市嬉野町

 嬉野市の嬉野温泉商店街で11日夜、一斉に線香花火を点火する催しが開かれた。恒例の「うれしの土曜夜市」や夏祭りが新型コロナウイルスの影響で軒並み中止になったことを受け、規模を縮小した代わりの催しを企画。「街の活気を」との願いが込められた明かりが、商店街の店先でやさしく明滅した。

 毎年、この時期に開いてきた「薬師祭り」に合わせて、嬉野温泉商店街協同組合が企画した。午後8時、商店街の各店舗前でそれぞれ線香花火を点火すると、集まった子どもたちからは歓声が上がった。

 「商店街の人の往来は回復しつつあるが、元のようには戻っておらず、夜真っ暗だったこともあった。コロナの収束を願いつつ、街の元気も表すことができたら」と同組合の木原靖弘理事長(62)。通常より営業時間を延長したナイトマーケットが開かれたほか、嬉野温泉公園には、肥前吉田焼の小皿約200個にLEDライトがともった。

 また、商店街の近くにある公衆浴場「シーボルトの湯」と嬉野橋は同日、医療従事者への感謝を込め、青色にライトアップされた。年末まで毎日午後5~11時、点灯する。(岩本大志)

このエントリーをはてなブックマークに追加