精神的・身体的暴力被害当事者と支援の会with you(向野久美子代表)が5日、集う会を佐賀市文化会館で開いた。専門家の講演後に当事者が思いを語り、一人で悩まず、支援者とつながり支え合う大切さを確認した。

 岡山市のカウンセラー市場恵子さんは、外からの抑圧、差別を押し返すために、人の内面に備わる自己決定力や問題解決力を引き出す重要性を強調した。支援者は被害者の立場に立って共感や肯定、尊重などをすることで、内面の力を引き出すようアドバイスした。

 佐賀市の40代女性は幼少期から家事や農作業、祖父母の介護を強いられ、就職後は親の住宅ローンの返済も負わされたことを告白。職場では過重労働やパワハラに悩まされ、うつ病を理由に自己退職に追い込まれた。女性は「逃げる元気がなくなるほど追い詰められた」と吐露し、市場さんら参加者は自らの体験を話しつつ励ましていた。(大田浩司)

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