使われなくなった家具類などの産廃物を積載した谷田建設やミドリ環境保全のトラック=佐賀市松原の松川屋

旧旅籠の建築構造を守るため障子の張り替えなどに取り組むプロジェクトメンバー=佐賀市松原の松川屋

 10年前から空き家となった佐賀市松原の旧老舗旅館「松川屋」の再生プロジェクトは1日、中庭や建物内の廃材など大量の廃棄物を処理した。プロジェクトの中心メンバーの一人、池田眞由美さんは「毎月1回程度の活動だが、着実に再生に向け進んでいる」と意気込んだ。

 5回目となる今回のプロジェクトでは、実行委員会のメンバーに加え西九州大の学生ら約20人が参加。木材などを分別し、産業廃棄物専用のトラックに次々と積載した。同時に障子も張り替え、室内の清掃などに追われた。

 協力した谷田建設(佐賀市)とミドリ環境保全(同)の谷田政行社長は「産業廃棄物にはいろんな種類があり、処理だけでなくリサイクルできる資材もあることを参加者にも知ってほしい」と語った。

 松川屋の所有者で映画評論家の西村雄一郎さんは汗だくになりながら、撤去作業を手伝った。「歴史的な空間を少しでも早く体感できる日が来てほしい」と息を弾ませていた。(山内克也) 

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