吉野ケ里の復元竪穴住居(王の家)

竪穴住居内の様子

 長かった梅雨も明け、暑い夏がやってきました。梅雨の間、最もつらかったのは竪穴住居です。それは、風の入らない構造と半地下だからです。

 冬にはこの構造は暖かさを生みますが、梅雨は厳しい環境となります。吉野ヶ里の竪穴住居はヨシ葺きですが、他県では発掘の成果から屋根に土が盛られた土屋根式の竪穴住居も復元されています。それはまるで土の中の家のようです。映画「ロード・オブ・ザ・リング」に登場するホビット族の家は土の中でしたが、快適そうでとてもかわいかったのを覚えています。

 ただ、実際に土の中の家を日本で復元するとかなり湿度の高い家となります。家の中で火をたけば湿気は一気に抜け、快適な室内となるそうです。

 吉野ヶ里では火災防止のため、竪穴住居の中では火が使えません。ずっとジメジメでした。

 しかし、夏には家の中も乾燥し、ひんやりした住居に変わります。吉野ヶ里町の気温が31度の時、住居内は26度でした。何もせずに5度も違うのです。竪穴住居はあまりかっこいいとは言えない家かもしれませんが、日本の環境には適した家なのです。(吉野ケ里ガイド)

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