直鳥城跡に整備された直鳥クリーク公園

 千代田町を流れる城原川と、国道264号が交わるところから西へ200メートル行くと直鳥城跡へのメイン入口がある。

 直鳥城跡の周囲は今も水をたたえた環濠(かんごう)があり、水路を城壁代わりにした城館が構えられていた。残存規模は、城が110メートル×90メートル(9900平方メートル)、環濠集落350メートル×320メートル(11万2千平方メートル)で、環濠集落には大小の島々があり、水路が縦横に巡っている。

 直鳥城跡の城主は、犬塚家貞の四男犬塚家久で、初代城主家久が築城したのは永正年間(1504~1521年)と推測される。江戸時代後期の絵図に島の地名、城(じょう)屋敷、屋敷内、鍛冶屋敷(かじやしき)、観音屋敷、町小路(しゅうじ)、奥小路、中橋小路、大手口(おてくち)などがあり、古地図と今の地形は酷似している。

 2010年に直鳥クリーク公園として整備され、野鳥や水辺の植物観察の場として、また直鳥城跡と環濠は貴重な文化財として管理されている。(地域リポーター・江原邦興=神埼市)

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