昨年8月末の豪雨被害について、復旧や復興の現状を報告した推進本部会議=県庁

 佐賀県は6日、昨年8月末の豪雨被害に関する最後の復旧・復興推進本部会議を開き、山口祥義知事は「復旧復興は順調に進み、住民の生活は元に戻りつつある」と総括した。同日付で本部を廃止し、今後は各部署で対応する体制に戻して被災地支援を継続する。

 各担当チームが現状を報告した。公営住宅や仮設住宅での仮住まいは、現在も37戸で続いている。災害救助法に基づく住宅の応急修理は全て完了。全面通行止めが続く3カ所の県管理道路のうち、武雄白石線が7日から規制解除になる。

 杵島郡大町町の担当者は、被災した農林土木関係の工事が新型コロナウイルスの影響で遅れている状況を報告した。油が流出した佐賀鉄工所大町工場については、6月に実施した防災訓練を踏まえ「実際に大雨のときも(工場から町に)水位のレベルに応じた報告ができていることも確認できた」とした。

 山口知事は、同工場から油が流出した1990年の豪雨に触れ「30年前にしっかりと教訓化できていたのかという反省からここに立っており、今回はそれができたのではないか。これからも懸案事項は各部署で対応をし、被災者の気持ちに寄り添った対応をしていく」と述べた。(円田浩二)

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