昨年8月末の豪雨被害について、復旧や復興の現状を報告した推進本部会議=県庁

 佐賀県は6日、昨年8月末の豪雨被害に関する最後の復旧・復興推進本部会議を開いた。山口祥義知事は「復旧復興は順調に進み、住民の生活は元に戻りつつある」と総括、同日付で本部を廃止し、今後は各部署ごとに対応する通常体制に戻して被災地支援を継続するとした。

 各担当チームから現状報告があった。県管理道路は3カ所で全面通行止めが続いており、このうち武雄白石線は7日午後3時から規制解除するとした。

 出席した杵島郡大町町の担当者からは、被災した農林土木関係の工事が新型コロナウイルスの影響で遅れている状況が報告された。油が流出した大町町の佐賀鉄工所大町工場で6月に実施された防災訓練に関し、「訓練後、実際に大雨のときも、水位のレベルに応じた報告がきちんとできていることも確認できた」と工場の対応を評価した。

 山口祥義知事は、同工場から油が流出した1990年の豪雨を踏まえ「30年前の反省から、教訓化できたと思っている。これからも懸案事項は各部署で対応をし、被災者の気持ちに寄り添った対応をしていく」と述べた。

 推進本部会議は今回を含め17回開いた。(円田浩二)

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