高島の新しい特産品として期待されるローゼル

 「漁業だけではなく農業で島おこしを」「若者が帰ってくるきっかけを」という思いがあり、高島では数年前から農業とニホンミツバチの養蜂に力を入れている。定年退職した島の3人が中心となり無農薬栽培で作物を育て、東京や京都の料亭に出荷したり、化粧品の原料として使用されたりしている。

 その中でも「ローゼル」は亜熱帯地域に広く分布している植物で、高島でも数年前から栽培されている。花が咲いた後の果実は、少し酸味があるが鮮やかな赤色と、肌荒れやむくみなどに効能があるとされ、女性に好まれそうな作物である。収穫した果実はお茶やジャムのほか、大学生と連携してゼリーなど商品開発も検討し、将来的には島の新たな特産品として販売できるようになればと考えている。

 人口は10年前から100人程度減少し約200人になり、高齢者率も上がった。それらの影響もあり、以前は畑だった土地も今では草や木が生い茂った耕作放棄地となり、イノシシの隠れ場所となっている。少しでも人の手を入れ、イノシシの被害対策につなげ、島で作る農作物が新しい高島の特産品として全国に広がれば良いと思う。

このエントリーをはてなブックマークに追加