解散を決めた有田焼未来プロジェクトの全体会議=有田町生涯学習センター

 陶土製造から販売まで有田焼に関わるさまざまな事業者らでつくる「有田焼未来プロジェクト」が7月30日、解散した。有田焼創業400年事業の一部を引き継ぐ形で活動してきたが、社会環境が変化し、多様化する中、組織として従来の事業を継続するのは困難と判断した。

 同プロジェクトは、2016年の創業400年を記念した事業で全国の百貨店を巡回した「有田の魅力展」実行委が母体。30を超す団体、事業者らで組織し、18年5月の正式発足前を含めた約3年間、百貨店催事や後継者育成に取り組んできた。

 深川製磁窯主で同プロジェクトの深川一太代表(72)は、「皆さんの思いや方向性が微妙に違い、コロナ禍で集客場所の予定が立たない中、事業を続けるには組織が少し柔軟性に欠けるのではないか」と現状を分析。「Web有田陶器市のように新しい方法に対応できる組織やリーダーに次の有田を引っ張ってもらいたい」と、解散を提案した理由を話した。

 複数のメンバーから「解散は残念」と、新たな形で横断的なつながりの場を求める意見が出された。(古賀真理子)

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