特定健診受診率を上げるキャンペーンのチラシを手にする佐賀市職員=市役所

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、佐賀市で国民健康保険(国保)の特定健診の受診者数が低下している。4、5月は551件で、前年の4分の1にまで減少した。市は受診率アップを目指し、キャンペーンに取り組んでいる。

 特定健診は生活習慣病予防を目的とした検査で、国保に加入する40~74歳の自営業者やパート、年金生活者らを対象にしている。

 市保険年金課によると4、5月の受診者数は、前年比1425件減となった。新型コロナによる外出自粛で支所や公民館で開く健診が4、5月、県健診・検査センターで開く集団検診が5月にそれぞれ中止になったことが響いた。市内130カ所以上の医療機関でも受けられるが、密接などの3密防止での人数制限もあり伸び悩んだという。

 18年度の市の受診率は36・1%で、全国平均(37・9%)にも届いていない。市は4~12月末の受診者を対象に、抽選で333人に古湯・熊の川温泉ペア宿泊券、クオカードが当たるキャンペーンを実施する。

 保険年金課は「新型コロナの感染が拡大し、対応は難しいが、まずは4割を目指す。1人当たりの医療費を下げるために協力を」と呼び掛ける。(大田浩司)

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