「おもてなしの心」を表現する作品を、ステージ上で披露する中村福宏教授=佐賀市天神のアバンセ

 華道家元池坊の巡回講座が2日、佐賀市天神のアバンセで開かれた。新型コロナウイルス拡大防止のため、午前と午後の2回に分けて実施。約120人が、季節や目的に合わせて生ける心得などを学んだ。

 池坊中央研修学院の中村福宏教授が講師を務めた。伝統的な型を持つ「正風体」と、既成の型を持たない「新風体」の生け方を、ステージ上で披露。竹や夏ハゼ、ヒマワリといった花材を使い、無病息災や「おもてなしの心」を表現した作品のほか、自由な発想で花材の取り合わせを工夫した作品などを完成させた。

 中村教授は「新風体は姿で遊ぶこと」が要点として、「型だけだと全てが同じになる。楽しみながら、その時に出合った花材の今を生ける姿勢が大事」と説いた。

 講座は華道家元池坊佐賀春陽社支部(原恭子支部長)が主管し、県内4支部が合同で開催。1952年から全国各地で開いている。(中島佑子)

このエントリーをはてなブックマークに追加