音響測深機を使い、7月豪雨による早津江川への土砂の堆積状況を調べる船=3日午前、佐賀市川副町(国土交通省筑後川河川事務所提供)

 7月の豪雨で佐賀市川副町などを流れる早津江川に大量の土砂が堆積している問題で、国土交通省筑後川河川事務所は3日、河川の川底の測量を始めた。9月末までに河川全体の約9・6キロを調べ、調査結果を取りまとめる。

 測量では、音波を放つ音響測深機を備えた船で川底の地形を調べる。3日は川副大橋周辺の約3・4キロの範囲を調査した。船での調査は2週間ほどで終える予定で、その後は航空機のレーザーを活用して上空からも調べる。

 早津江川は筑後川の支流で、今回は筑後川全体を調査する。早津江川に堆積した土砂は、県有明海漁協南川副支所が7月20日に戸ケ里漁港付近で確認した。

 九州地方整備局は7月31日、7月の豪雨で被害を受けた九州の20水系について、本年度予算の予備費約55億円を充当し、堆積した土砂の撤去や損傷した堤防・排水施設の応急対策を進めると発表している。佐賀県関係では筑後川に大分、福岡両県と合わせて6億5900万円、武雄河川事務所が管理する嘉瀬川、六角川、松浦川に2500万円ずつ配分した。戸ケ里漁港付近の土砂に関して筑後川河川事務所の諸富出張所は「調査後、この予備費で対応箇所を決めることになる」と説明している。(円田浩二、大橋諒)

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