佐賀労働局は3日、2021年3月の高校卒業予定者の求人状況(7月28日時点、速報値)を明らかにした。求人数は前年同日との比較で、26・6%減の3111人と大幅に減少した。一方で、5月時点の就職希望者も2250人と16・4%減少している。

 求人は新型コロナウイルスの影響などで出だしが鈍く6月末時点では40%減と落ち込みが大きかったが、7月に盛り返したという。求人倍率は単純計算(参考値)で、前年より0・19ポイント減の1・38倍。

 業種別では建設業が約5%減、製造業、卸売業、小売業、医療・福祉が約25~30%減、運輸業が約40%減、宿泊業、飲食サービス業が約70%減となっている。

 同日、佐賀市内で開かれた学校と産業界による「産学懇談会」で、佐賀労働局の松村岳明職業安定部長が講演。就職希望者数が前年より400人以上減少している点について、新型コロナの影響を踏まえ、「大学、専門学校に進学するという人が一定程度いる可能性がある」と分析した。

 就職希望者数が減ったことにより、「売り手市場は続く」との見方も示し、企業に対しては「ホームページ上で自社製品やサービスだけでなく、(働きやすさなどにかかわる)労務管理的な情報を積極的に発信してほしい」と話した。(川﨑久美子)

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