交通死亡事故の増加を受け、街頭取り締まりを行う山口祥義知事(右から1人目)と県警の杉内由美子本部長(同2人目)ら=佐賀市の県庁北側

 交通死亡事故が多発していることを受け、佐賀県と県警本部は3日、佐賀市の県庁北側の国道264号沿いで街頭指導を行った。山口祥義知事や杉内由美子本部長らが「追突注意」のハンドポップを手に、運転手に安全運転を呼び掛けた。

 8月2日現在、県内の交通事故による死者数は前年同期比9人増の23人。この危機的状況を打開しようと、9月下旬に始まる秋の交通安全県民運動を前に「県交通死亡事故防止緊急対策」として県が主催、県警本部が協力した。

 山口知事ら約40人は午前7時半ごろから約30分間、歩道に並んで街頭指導を実施した。山口知事は「23人もの尊い命が失われたことを重く受け止めている。特にドライバーの皆さんには『もし何かがあったらどうしよう』という気持ちで安全運転を心掛けてほしい」と話し、県警の杉内本部長は「これからも横断歩道に歩行者がいたら止まることを徹底していただく取り組みを進める」と述べた。

 県警交通企画課などによると、2日までに県内で発生した交通事故件数(速報値)は、人身事故2135件(前年同期比791件減)。死者23人の約9割に当たる20人が65歳以上の高齢者となっている。(松岡蒼大)

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