大詫間の住民たちと意見交換する山口祥義知事(中央)=佐賀市川副町の大詫間公民館

大詫間の住民たちと意見交換する山口祥義知事(右)=佐賀市川副町の大詫間公民館

 佐賀県の山口祥義知事は7月29日夜、佐賀市川副町の大詫間公民館を訪れ、住民ら約40人と意見交換した。福岡との県境に位置する同地区の振興に向け、住民が抱える交通面や災害対策などの課題に耳を傾けた。

 同地区は、筑後川と支流の早津江川に挟まれた三角州の南側で、北側は福岡県大川市の大野島地区となっている。山口知事は冒頭、「有明海沿岸道路をきっかけに大川市や柳川市との連携が進んでいる。この地域に連携の懸け橋になってもらい、そうなるようにわれわれも支援していきたい」とあいさつした。

 意見交換では、大詫間まちづくり協議会副会長の古賀種文さん(72)が、大野島側を通る予定の有明海沿岸道路から大詫間を縦断するアクセス道を求め、自転車を使った観光「サイクルツーリズム」のモデルルートに島内を1周するルートを提案した。このほか参加者からは、浸水対策に農業用の揚水ポンプを排水に活用するアイデアや、「地域から病院がなくなり、救急車を呼んでも行き先がなかなか見つからない。買い物難民の心配もある」との声が上がった。

 知事の訪問は、県中山間地・離島・県境振興対策本部の活動の一環。意見を持ち帰り、施策への反映を担当部署で検討する。(円田浩二)

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