例年、大勢の人出でにぎわう唐津くんち。今年は新型コロナウイルスの影響で、開催するかどうか協議が続いている=2019年11月4日、唐津市の米屋町通り

 唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」を運営する唐津曳山(ひきやま)取締会は、新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受け、11月2~4日の唐津くんちを中止する方向で検討していることを2日、明らかにした。大勢の見物客が訪れた場合の感染防止策に苦慮しており、6日の本部役員会で開催の可否について結論を出す。

 山内啓慈総取締(71)は「くんちを取り巻く状況は正直厳しいが、可否についてはまだ正式に決定はしていない」と述べつつ、くんちの開幕を告げる11月2日の「宵曳山(よいやま)」や、翌3日の「御旅所神幸」の開催は厳しいとの見方を示した。

 一方、最終日4日の「翌日祭」に関しては、1番曳山「赤獅子」創建200年と天皇陛下即位を祝った昨年5月の「奉曳(ほうびき)」を例に挙げ「巡行時間を短縮するなど、まだ道は残っている。いちるの望みを捨てず、開催に向けた努力を続けたい」とも話した。(成富禎倫)

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