柔道男子個人66キロ級決勝 果敢に攻め込む佐賀商の大野楽斗(奥)=佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館柔道場

 全階級で最も多い17人がエントリーした男子66キロ級は、大野楽斗(佐賀商)が昨年11月の九州高校新人大会3位の強豪・辻勇貴(佐賀工)に決勝で一本勝ちし、頂点に立った。

 3分間の試合は両者一歩も譲らず、延長でも互いにポイントを奪えないまま時間が経過した。体力的なきつさはあったが、「ここで負けるわけにはいかない」と大野。体勢を低くして相手の懐に素早く入り、得意の背負い投げを決めて、トータル9分間にも及ぶ熱戦に終止符を打った。

 井上安弘監督は「今までは我慢強さが足りなかったが、今日は気持ちで自分に負けていなかった」と成長をたたえた。

 全日本柔道連盟の指針もあって、柔道はSSP杯開催がなかなか決まらず、実施時期は最も遅れた。「開催を信じ、部活がない時も家でできることを最大限やっていた」と大野。待たされた分、優勝の味は格別なものになった。(草野杏実)

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