野菜を売り場に並べる店員。長雨の影響で葉物を中心に例年の2~3倍の価格になっている=佐賀市のアルタ開成店

 野菜の価格が高騰している。記録的な長雨と日照不足による生育不良で極端な品薄になっているためで、白菜などの葉物を中心に小売価格が例年の2~3倍に跳ね上がっているものもある。豪雨に見舞われた産地では、生産再開の見通しが立っていないところも多く、しばらくは高値傾向が続きそうだ。

 「例年なら白菜は1個380円ほどだが、900円に。4分の1カットで売っているが、それでも動かない」。佐賀市内にスーパー4店を展開するアルタ・ホープグループの入江亮・生鮮部チーフは、価格設定や販売の難しさを痛感している。

 いつもなら5~7月は九州産を中心に値ごろ感のある野菜が多く入ってくるが、長雨の影響で7月中旬ぐらいから量が急減した。白菜のほか、レタス、キャベツなどの価格も2~3倍に。青森産がストップしているジャガイモは約5倍、春先に値崩れしたタマネギも1・5倍になっているという。アルタ開成店でキャベツを手に取った70代主婦は「びっくりする価格。長雨で仕方ないけど、いつまで続くのか…」とため息をついた。

 こうした中、人気を集めているのが袋入りのカット野菜だ。同店では通常の約2倍を売り上げている。佐賀市の30代主婦は「普通の野菜を買うよりこっちが安いし、手軽」と語った。(志波知佳)

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