柔道女子個人52キロ級決勝 積極的に技を仕掛ける佐賀商の浦川真実(下)=佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館柔道場

 柔道女子個人52キロ級決勝は、浦川真実(佐賀商)が延長を制し、頂点に立った。中学時代から公式戦で一度も勝ったことがない相手からの勝利で優勝を決め、人目をはばからず大粒の涙を流した。

 相手は昨年の九州高校総体で準優勝の大石凜(佐賀工)。県大会決勝で何度も対戦し、その都度涙をのんできた。「絶対に勝って、最後の大会を終えたかった」と浦川。序盤は相手に投げ技を仕掛けられて押され気味の展開となったが、中盤以降は積極的に攻めに転じた。延長でも集中力を切らさず、相手の投げ技を冷静にかわしてそのまま送り襟締めに持ち込み、一本を奪った。

 「ずっと(大石に)勝つことが目標だった」と浦川。最後の大舞台で悲願を成し遂げ、「これまでのつらかった練習も全部、今日のためにやってきたんだと思えた」とすがすがしい表情を見せた。(井手一希)

このエントリーをはてなブックマークに追加