IEEEの表彰を受けた多久市出身の松瀨貢規明治大名誉教授=東京都内のオフィス

 多久市出身で明治大学名誉教授(工学博士)の松瀨貢規さん(76)が、米国に本部を置く電子・電気工学分野の学会「IEEE」で、表彰を受けた。1980年代に研究したモーターの電気制御が、現代の電気自動車など輸送機や工業機械の進歩に寄与したと評価された。

 松瀨さんは多久市出身で佐賀高―明治大卒。モーター駆動の速度を物理的な計測ではなく、電気的に制御する研究を進め、論文などに発表した。精密な電気制御の実用化は、機械に使う部品の簡素化や軽量化につながり、電気自動車などの輸送機や工業機械などの進歩や産業の発展に貢献した。IEEEは、電力応用分野の先駆者として松瀨さんを表彰した。

 IEEEは、40万人の会員を持つ世界規模の電気・電子工学の学会。社会の進歩や改革につながる先行研究を毎年表彰している。技術分野は年に1人で、今回は松瀨さんが選ばれた。松瀨さんは「パワーエレクトロニクス分野で最大限の名誉。社会への貢献が評価されありがたく思います」と話す。

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