茅の輪をくぐって夏場の健康を祈願する参拝者=みやき町の千栗八幡宮

 無病息災を願う恒例の「名越祭」が1日、みやき町の千栗八幡宮で開かれた。新型コロナウイルス感染が再び拡大する中、地域住民ら多くの参拝者が本殿前の鳥居に設置された茅の輪をくぐり、コロナの収束や夏場の健康を祈願した。

 地元では「輪くぐりさん」と呼ばれ親しまれている伝統行事。蘇民将来(そみんしょうらい)という人物がスサノオノミコトの言葉に従い、腰に茅の輪を付けて疫病から逃れたという伝説に基づいた行事で、夏場の疫病や災難から逃れられるとされる。

 参拝者は神事の後、東正弘宮司(80)に続いて茅の輪をくぐった。くぐる前は「みな月の夏越(なごし)の祓(はらい)する人はちとせの命のぶというなり」という和歌を吟じ、くぐる際には「蘇民将来、蘇民将来」と唱えるのが決まり。参拝者は左回り、右回り、左回りと8の字を描くように3回輪をくぐり、健康を祈っていた。

 地元の剣道チームの仲間と一緒に参加した最所溜偉くん(11)は「コロナにかからないように願った」。東宮司は「コロナが再び広まっている中、マスクや手洗いなど、感染防止を再確認するきっかけになれば」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加