フレッシュミズの主張コンクールで最優秀賞に選ばれた亀川恭代さん

 JA女性組織「フレッシュミズ」の主張コンクール(7月21日、佐賀市)で、佐賀市本庄町の亀川恭代さん(36)=JAさが中部地区女性部=が最優秀賞に輝いた。亀川さんの発表要旨を紹介する。

 

 「亀川さんのトマト、おいしかよね~」「どがん人の作りよんさっとやろうかねぇ」。実家近くのスーパーで母とこんな会話をしていた私が、まさかその本人と2年後に結婚するなんて、誰が考えたでしょう。

 私の住む佐賀市本庄町は、学校、商業施設、田畑が混在する地域です。ここ数年は土地開発が著しく、住宅地が増えました。我が家は、トマト、キュウリを中心とした施設野菜と露地野菜、米麦、大豆の専業農家です。

 いつも何かしらの仕事があり、決まった休みや長期の休暇が取りにくい生活。好きで農家に嫁いだはずなのに、カレンダー通りの休みの仕事をしていた私は、結婚当初はそれが不満でした。それでも結婚2年目で同居を開始し、妊娠を機にそれまでの仕事を辞めてからは、簡単な農作業から関わっていきました。

 娘を出産して3カ月。家族以外と話す機会もない私に「フレッシュミズに入りませんか」というお誘いが来ました。産後初めての1人でのお出かけ。私は極度の人見知りを発揮。自分からはほぼ一言もしゃべることができず、帰宅しました。

 それが、9年たった今はどうでしょう。集まる日を心待ちにしています。人って変わるものですね(笑)。

 フレミズのメンバーは、子どもの年齢が2歳~大学生までとバラバラで、仕事も専業農家、兼業農家、異業種とさまざまです。普段の活動は手芸や料理教室が多いのですが、現地研修に出かけたりもします。

 年齢も仕事も異なるメンバーですが、集まった瞬間からおしゃべりが始まります。日々のストレス、悩み、他愛もない会話で盛り上がる活動時間はあっという間に過ぎて、またそれぞれの日常に戻っていきます。この息抜きが今の私にとってすごく大切で、大好きな時間です。

 子育て、親世代の介護、私たちのライフステージは確実に進んでいます。一人で抱え込まず、雑談の中で相談したり愚痴をこぼせる相手がいるってステキだなと思います。

 フレミズに出会ってから、楽しみが増えました。家事、育児、同じことの繰り返しだった毎日に、刺激が生まれました。一人じゃない、そう思える仲間ができました。引っ込み思案だった私を変えてくれたフレミズ。車ですれ違うと、気づいて手を振ってくれる友だち。この当たり前のようで当たり前ではない日常に感謝しながら、これからも過ごしていきたいと思います。

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