佐賀労働局が31日発表した6月の佐賀県内の有効求人倍率(季節調整値)は1・01倍で、前月から0・07ポイント低下した。6カ月連続の減少で、1・02倍だった2016年1月以来、4年5カ月ぶりの低水準となった。新型コロナウイルスの感染拡大で低下傾向にあった新規求職者数が増加に転じる一方、新規求人数は減少しており、厳しい状況が続いている。

 新規求人数は前年同月比18・3%減の5405人で、これに対し新規求職者数は0・7%増の3325人だった。前月比は新規求職者数が10・5%増、新規求人数は3・0%減だった。

 季節調整前の有効求人数は23・7%減の1万4327人、有効求職者数は0・7%減の1万5052人と、2カ月連続で求職者数が上回った。正社員の有効求人倍率は前年同月比0・17ポイント減の0・79倍で、6カ月連続で1倍を切った。

 産業別の新規求人数は前年同月比で宿泊業・飲食サービス業が56・5%減、製造業が37・4%減、卸売業・小売業が23・1%減と大きく減った。一方、建設業は6・7%増だった。

 佐賀労働局は「新規求人数は前月より減っているが、一部業種では増加に転じたり、求人が戻る動きがある」と説明する一方、「感染の第2波を注視する必要がある」と述べた。(大橋諒)

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