授業で留学生らの話を聞く佐賀商高の生徒たち=佐賀市の同校

授業を担当した西九州大の田中豊治教授(1列目中央)、留学生らと記念撮影する生徒たち

 私たちグローバルビジネス科3年生は、西九州大学との高大協働授業「多文化共生とビジネス」で、中国・ベトナム・韓国の留学生から、佐賀県の留学生の事情を聞いて、海外の方と接する時に意識するべきことなどを学びました。「日本で困ったことは?」という質問で、中国人の留学生の方が「中国人はすごく物事をハッキリ言う。でも、日本人は曖昧な表現をする」と言っているのを聞いて、日本人の国民性や日本語の特徴を感じました。

 日本人は非常に温厚で、約束の時間やルールをきっちり守り、細かいことも丁寧に行うなど、海外から良い印象を持たれることも多いのですが、その性格が時には外国の方を困らせているということを知って驚きました。日本人は小さい頃から集団行動を教わってきて、無意識に周囲に合わせています。自分が周りの人と少しでも違うと「自分の考えや感覚がおかしいのかもしれない」と不安になり、周りの意見に合わせる傾向があり、学校生活でも感じることが多いです。

 一見すると良いこととみなされる「協調性」が外国の方の目には、自分の意見を持っていない人と映ってしまうこともあるようです。そういう性格が、日本語にも出ているのかなと思いました。日本語はイエスかノーかはっきりさせずに、曖昧にしてしまいがちなところがあります。

 この曖昧な表現の原因の一つは、日本文化の特徴である「本音と建前」だと考えました。建前の裏に隠された本音を読み取ることは、私たち日本人が当たり前にやっていることです。しかし、物事をハッキリ言う外国の方にとって本当の意味を理解するのは難しいようです。この話を聞いて、海外の方と接する時には曖昧な表現は使わず、ハッキリと自分の意思を伝えていこうと思いました。

 今回留学生と交流してみて、直接聞かなければ気付かなかったことを知ることができました。今後、もっと留学生が過ごしやすい国になればいいなと思いました。(佐賀商業高3年 下村希実)

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