新型コロナウイルスの影響で神事だけが行われ、囃子が奉納された=25日、唐津市浜玉町浜崎の諏訪神社

 疫病退散、五穀豊穣(ほうじょう)を願い宝暦3(1753)年に始まった浜崎祇園祭。今年は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、唐津市浜玉町のひきやま公園には、山笠の半分の大きさとなる子供山笠が「コロナ退治」の札とともに展示されています。

 中止した年は長い歴史の中であるものの、台車に飾り付けをしたり、台車のみを曳(ひ)いたり何かしら行なわれていました。浜崎祇園山笠振興会の吉村豊暢(とよのぶ)会長は、前代未聞のウイルスという見えない敵に、関わる人たちへの影響を考え、「苦渋の決断」で5月に中止を決めました。1年を通して準備を重ねていく「暮らしそのもの」だけに、途絶えさせてはいけないという強い思いが伝わります。

 「コロナ退散」、そして「来年こそは」というみんなの願いを託された子供山笠は、りりしい存在感を放っています。(地域リポーター・中島直子=唐津市浜玉町)

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