江藤農相(中央)にため池対策に関する要請書を提出した大串議員(右から2人目)ら=東京・霞が関の農林水産省

 超党派の国会議員でつくる「ため池対策促進議員協議会」の大串博志衆院議員(立憲民主党、佐賀2区)らは29日、ため池の防災工事の推進や財政支援などを求める要請書を江藤拓農林水産相に提出した。

 大串氏は野党側の代表者で、与党側代表の宮腰光寛衆院議員(自民党、富山2区)ら各党の議員とともに農水省を訪れ、江藤農相と面会した。防災工事に必要な技術指導や財政支援、管理組織の高齢化や弱体化を踏まえたICT技術の導入など8項目を求めた。

 要請後、大串氏は「ため池の管理問題がようやくクローズアップされてきた。佐賀県は特にため池が多い地域。農業人口が減る中、豪雨によるため池被害など、管理に苦労されている地元の方に朗報が届けられるよう努力したい」と強調した。

 要請は、今年の通常国会で全会一致で成立した農業用ため池に関する議員立法の効果的な運用を後押しする狙いがある。与野党で問題意識を共有しており、自民党の古川康衆院議員(比例九州・唐津市)は「防災の観点からもため池管理は重要。財政支援など、管理者の負担軽減にもつなげる必要がある」と話す。

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