トロフィーを手に受賞を喜ぶ髙木裕己監督

映画『「やさしく」の意味-おばあちゃんは認知症だった-』(c)2003 EIGAKUSYA Co.,Ltd. All rights reserved.

 唐津市出身で教育映画を手掛ける髙木裕己監督(70)=東京都在住=の新作「『やさしく』の意味-おばあちゃんは認知症だった-」が米国の「アコレード映画祭」で特別功労賞を受賞した。小学生がつづった実体験の作文をベースに映像化。ブータンやインドの映画祭でも賞を取り、国際的に高い評価を受けている。

 「『やさしく』―」は、福井県敦賀市で開かれた小中学生の作文コンテストで最優秀賞に選ばれた小学4年(当時)、三輪実由さんの作文を題材とした劇映画。認知症を患い、一日に何度も同じことを尋ねる曽祖母へのいら立ちが抑えられなかった三輪さんが、学校での認知症に関する学習や介護ヘルパーとして働く祖母の助言を受け、曽祖母への気持ちや接し方が変わっていく様子が描かれている。

 作品はブータンの「ドゥルック国際映画祭」で功労賞、インドの「ラージュドール国際映画祭」では家庭・子供部門月間優良賞を受賞。国内では、2019年度の教育映像祭優秀作品賞に選ばれている。

 髙木監督は情操教育に関心を向け、子どもの作文を基にした映画を制作しており、今回で5本目。「暮らしを変えようと努力する子どもの視点は大人よりも鋭く、われわれが忘れていた部分をあぶり出してくれる。今後も撮り続けたい」と話した。

 ▼「『やさしく』の意味-おばあちゃんは認知症だった-」のDVDは上映権付きで販売中。問い合わせは映学社、電話03(3359)9729。

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