マスク汗荒れ予防のポイント

 コロナ禍が続く中、夏に突入。毎日欠かせないマスクの着用で口元が汗まみれになり、肌荒れを起こす“マスク汗荒れ”が急増している。よしき皮膚科クリニック銀座(東京)の吉木伸子院長は「5月の連休以降、マスクに触れる部分の皮膚がかゆい、赤くなるなどの症状を訴える人が増えている」と話す。

 顔の肌荒れがひどいからとマスクで隠していると、さらにひどくなるケースもあるので要注意。

 「マスク内部は蒸れて湿気が多いので、保湿されていると思いがちだが、それは大きな勘違い。蒸れと肌の潤いは違う」

 マスクをすることで内部が蒸れ、皮膚の角質層がふやけた状態になる。マスクを外すと一転、角質層の水分が蒸発して皮膚が乾燥し、肌のバリアー機能低下につながる。

 「その状態でまたマスクをすると、マスクの繊維や汗の成分が刺激になって、かゆみが起きたり、チクチクするような痛みが生じたりして汗荒れが助長されてしまう」

 汗をかいたからといって、顔をゴシゴシと洗うのは逆効果。潤い成分まで落としてしまいがち。

 吉木院長は「マスク汗荒れの予防に重要なのは、皮膚のバリアー機能を保持するための保湿。汗をかいたら、ぬれタオルのようなもので、押さえるようにこまめに汗を拭き、洗いすぎに注意して顔を清潔に保ちましょう。そして入浴や洗顔後には必ず保湿を。保湿剤は、さらっとしたジェルやローションタイプがお薦め」と話している。【共同】

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