福島寛人署長から感謝状を受け取る野崎哲男さん。右は水野孝政さん=唐津警察署

唐津署から感謝状が贈られた野崎哲男さん(左)と水野孝政さん=唐津警察署

 唐津署は29日、唐津市内の民家火災で、住民の70代男性を救助したとして、会社員の野崎哲男さん(61)と、同僚の水野孝政さん(40)に感謝状を贈った。2人は「被害の拡大もなく、男性も助かってよかった」と振り返った。

 同署によると、6月11日午前5時20分ごろ、同市江川町の民家から出火。2人は隣接するあん製造工場に勤めていて、発生時に出社してきた水野さんがゴムの焼けたようなにおいを感じ、工場長の野崎さんを呼んで現場に向かった。

 家には白い煙が立ちこめていて、野崎さんが家の中に声を掛けると、一人暮らしの男性から返答があった。野崎さんが男性を抱えて救い出している間に、水野さんが119番した。

 男性は煙を吸ったものの命に別状はなかった。現場は住宅密集地で延焼の可能性もあったが通報が早かったため、ぼや程度で消し止められた。福島寛人署長は「適切で落ち着いた判断をしてもらった」と感謝した。

 野崎さんは「高齢者は火事や災害の時、すぐには反応できない。日頃から気に掛けてあげないといけない」と語り、水野さんも「日頃から地域の人たちとコミュニケーションをとる必要があると感じた」と話した。

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