佐賀県は28日、2019年度一般会計の歳入歳出決算を公表した。歳入総額は前年度比2・8%増の4596億3860万円、歳出総額は2・5%増の4497億1608万円だった。歳入と歳出の差から翌年度に繰り越す財源を差し引いた「実質収支」は53億8904万円のプラスで、44年連続の黒字となった。

 歳入は、昨年8月の佐賀豪雨の災害復旧事業に伴う国庫支出金などが押し上げた。歳出増も復旧事業のほか、SAGAサンライズパークのアリーナ建設などの大型事業が影響した。

 県税収入は前年度1・4%増の903億7500万円で8年連続の増加となった。法人事業税が大手企業の設備投資などにより11・3%増えた。

 税務課によると、19年度は新型コロナウイルスの県税収入への顕著な影響はなかった。ただ、リーマン・ショック後の09年度は県税収入が153億減っていることから、「コロナの影響が出始める20年度の法人活動や消費の動きは見通しにくいが、状況を注視していきたい」としている。

 借金に当たる県債残高は前年度から14億9638万円増の6833億5538万円となり、5年ぶりに増加に転じた。佐賀豪雨の災害復旧やアリーナ建設が主な要因。貯金に当たる財政調整基金の19年度末残高は170億2033万円で、前年度から21億3822万円積み増した。

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