「特定外来生物」に指定されているオオキンケイギク。5~7月に黄色い花を付ける(環境省提供)

河川敷に生えたオオキンケイギクを手で取り除く小城の自然を育てる会のメンバー=小城市内

 北米産の特定外来生物「オオキンケイギク」を減らそうと、小城市の市民グループが市内で除去活動を続けている。繁殖力が強く、在来種の野草などを駆逐する恐れがある一方、各地で群生しており、関係者は「生態系への影響を知ってもらうため、啓発活動にも力を入れたい」と話している。

 市民有志による「小城の自然を育てる会」が、昨年から活動を始めた。今年は新型コロナウイルスの影響で一時中断していたが、6月ごろから本格的に活動を再開。月1、2回のペースで毎回、十数人が集まり、自治体や地権者の許可も得ながら田畑や河川、道路沿いで取り除いている。

 オオキンケイギクはキク科の多年草で、5~7月に黄色の花を付け、大きいものは高さ70センチほどになる。2006年に特定外来生物に指定され、栽培や運搬、販売が禁じられているが、観賞用として自宅などで育てている人も少なくないという。

 育てる会の小栁平一郎会長(78)は「広範囲に生息すると、除去には多大な労力がかかる。身近にある自然が壊れてしまう前に協力の輪を広げたい」と話す。

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