佐賀県は28日、吉野ケ里遺跡(神埼市郡)北西部の県有地に設置された吉野ケ里メガソーラー(大規模太陽光発電所)に隣接する道路に、必要な手続きを経ずに防犯灯の工事をしていたと発表した。埋蔵文化財調査は終了しており、工事に伴う出土物は確認されていない。

 県新エネルギー産業課などによると、道路を神埼市に移管するための市との協議で、防犯灯設置が条件になっており、2018~20年度に防犯灯計22基を設置する計画だった。

 ただ、防犯灯の設置箇所は3カ所の遺跡の範囲に及んでおり、文化財保護法に基づけば、工事前に市町教育委員会を経て県知事に通知する必要がある。新エネ課は18年度の8基と19年度の8基について通知をしないまま工事をした。

 当時の担当者は、1980年代後半の工業団地造成に伴って調査が終了していたため、通知の必要性の認識に欠けていたという。20年度に入って担当が代わり、発覚した。20年度分の6基の工事は7月22日に神埼市教委に通知を出し、18、19年度の分の通知も同日付で提出した。

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