通行止めにして迂回(うかい)を促している有明海沿岸道路下り線の久保田インターチェンジ入り口=佐賀市久保田町

有明海沿岸道路久保田-芦刈インターチェンジ間の路面で確認されたひび割れ=28日、佐賀市久保田町(佐賀県提供)

 有明海沿岸道路の久保田-芦刈インターチェンジ(IC)間の路面で約70メートルのひび割れが見つかった問題で、佐賀県は28日、現地調査を実施した。内部の空洞の有無を確認する調査にも着手し、原因の特定を急いでいるが復旧のめどは立っておらず、この区間の27日からの全面通行止めを継続している。

 県道路課によると、区間の延長は2・8キロで、久保田ICから芦刈IC方向へ1・5キロ地点(佐賀市久保田町)の下り線でひび割れが見つかった。ひびの幅は27日時点で4センチで、水が入らないようにアスファルトを詰めたが、28日午前に確認した際は開きが見られた。ひびを境に、最大で6センチだった路面同士の高さのずれは8センチになった。

 県はひび割れの範囲を中心に超音波を使った空洞調査を実施し、変化がないか目視での確認を継続している。道路課は「大雨の影響で舗装面の下の土砂が外に流れて路面が沈み、ひび割れが生じた可能性がある」と説明し、「少しでも早く原因を特定し、早期復旧に努めたい」と話す。

 有明海沿岸道路を巡っては2016年6月、芦刈南IC下り線出口の盛り土が大雨の影響で崩壊、市道へ降りる路面が陥没し、復旧に約2年半を要した。

 有明海沿岸道路は沿岸8市町をつなぐ延長55キロの自動車専用道路で、福岡県大牟田市を起点に佐賀市などを経由して鹿島市に至るルートで整備が進められている。佐賀市嘉瀬町から鹿島市までは佐賀県が事業主体になっている。

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